はじめに
当時28歳、恋愛経験ほぼゼロ。婚活パーティーやマッチングアプリで活動を始めたばかりでした。
今思えば「なぜ見抜けなかったのか…」と悔やむ出来事。
同じ被害に遭う人を一人でも減らしたい。その一心で書きます。
婚活パーティーで出会った「理想の男性」
どの婚活パーティーがいいかな…とネットで探し、大手主催の少人数制パーティーを選びました。
(大手婚活パーティー会社では年間2万8千回も実施されているそうです!)
【年収700万円以上・年齢20〜40代】という条件に惹かれ、女性参加費は1,000円ほど。
女性は半個室に座り、男性が順番に回ってくる“回転寿司”スタイル。
そこで、運命(と当時は信じた)彼と出会ったのです。。
彼の印象
- 37歳・身長175cm
- 芸能人の窪田正孝さん似
- ベンチャー企業の役員
- 白金高輪で一人暮らし
少しシャイでミステリアス。第一印象から警戒心はゼロ。
マッチング成立後、LINEを交換しました。
交際スタート
出会ってから2週間、毎晩のように電話をして、そのまま交際に。
彼のプロフィールはこうでした。
- 熊本出身、実家は料亭
- 両親は離婚、祖母に育てられた
- 白金高輪の前は池袋のタワマンに住んでいた
ある夜、仕事終わりに突然「今から会おう」と連絡があり、彼の家へ。
「先にシャワー入っていいよ」と言われ、何も疑わず従いました――まさか、この時から詐欺の準備が始まっていたとは。
少しずつ見えてきた“おかしな点”
交際中、彼はとてもマメ。LINEも電話も頻繁で、毎週末どちらかは会っていました。
ただ、少しずつ「ん?」と思うことが。
- 土曜に泊まっても、日曜は昼から“仕事”へ
- デート代は必ず領収書をもらう
- 年齢の割に金銭感覚や発言が幼い
当時は深く考えず、「忙しい人なんだな」程度に受け止めていました。
不審な引き落としと別れ
8月末、病院に行った時に保険証がないことに気づきました。
家中探しても見つからず、紛失届を提出。
その後、9月に「結婚相手としては心配」と判断し別れました。
しかし11月、クレジットカードに見覚えのないドコモの引き落としが発覚。
カード会社に連絡し停止、警察にも相談しましたが「事件性がない」との回答。
その後は怪しい引き落としもなく、安心したつもりでした。
2年後に突きつけられた現実
2年後、新しいクレジットカードを作ろうとしたら審査落ち。
滞納もないのに…とCIC(信用情報)を開示すると、目を疑う事実が。
携帯契約 8件、総額200万円。全部、私の名義。
この日から、長い戦いが始まります。